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薬剤部
先輩の声
大学病院薬剤師の魅力を伝えたい!
12年目 男性 外来・医薬品情報ユニット
私は、主に医薬品情報管理室で、医師や看護師、病棟薬剤師からの問い合わせの対応、医薬品マスタメンテナンス、副作用報告など医薬情報に係る業務を行っております。また、小児薬物療法認定薬剤師・日本糖尿病療養指導士として、小児科病棟を担当し、服薬指導や薬剤管理などの病棟薬剤師業務、そして糖尿病チームの一員としてカンファレンスへの参加、糖尿病教室なども行っております。これほど業務が多いと、毎日大変だなと感じる方もいると思います。実際、大変なことはあります。しかし、それは他の病院や企業でも同じではないでしょうか。大変さの中には、大学病院でしか感じることができない面白さや喜び、時には悲しみを感じることができます。言葉では伝えることは難しいです。例えば、患者様のことを思いながら、患者様に関わり、退院時に「ありがとう、薬剤師さんのおかげだよ」と言っていただけたら嬉しいですよね。ぜひ、それを当院で感じていただきたいです。
また、当院では、若手が多く、和気あいあいと業務を行うことができます。業務だけでなく、同期と共同研究行ったり、たわいのない話をしたり、業務後にご飯を食べに行ったりなど、楽しいこともたくさんあります。
まだまだ発展中の薬剤部ですが、互いに切磋琢磨し、プロフェッショナルとして社会へ貢献していける組織になるよう、日々取り組んで参ります。よろしくお願いいたします。
ワークライフバランスを大事にしています
13年目 男性 入院ユニット
私は、病棟活動や入院処方の調剤や鑑査を主軸として仕事をしています。また、私の下には若手〜中堅までの部下がおり、都度業務や症例の相談に乗り、皆が時間内に業務を終えられるよう心がけております。そして、私生活においては、2人の未就学児を夫婦共働きで育てております。
私は、5年前に腎臓病薬物療法認定薬剤師を取得し、無事に更新できました。これに加え、学外活動としてウェブ症例検討会や学会発表なども時間を捻出し、活動を続けております。
独身の時には、1日を仕事や自己研鑽、趣味で満たしていましたが、現在は限られた時間の中で、仕事や自己研鑽、子育てをしております。
このように仕事とプライベートを両立できているのは、いつでも相談対応してくださる上司や部下の存在です。相互に協力と助け合い、思いやりのある職場に、日々感謝しております。
話は変わりますが、腎臓病薬物療法はどの病棟に行ったとしても、必ず関わる領域の一つだと考えております。単純に検査値から計算した腎機能だけで投与量を決められない症例も多く存在します。体格、基礎疾患、ADL、食事摂取量、水分のインアウトバランス、併用薬などを考慮し、一つずつピースを組み合わせ、安全性、有効性を考慮し、妥当と考えられる投与量を医師と協議し、治療に関与しています。
今後の目標としては、論文の執筆や学術活動の継続を、新たな仲間とともに、取り組みつつ、皆が働きやすい職場にしていきたいと思います。
治験コーディネーターとして治験を支援しています
9年目 女性 薬品庫・治験ユニット
治験管理部で治験コーディネーター(以下、CRC)として業務を行っています。治験とは、医薬品(新薬)の承認申請を目的とした臨床試験です。CRCは医療機関で治験を行うために今や不可欠な存在であり、主に製薬会社が依頼した治験を円滑に進行し、運営を支える役割を担っています。業務は、各治験の業務を正確に把握し、院内スタッフへの説明や関連部署への業務の依頼と調整等です。治験を行うには、医師を含む院内スタッフとの連携が欠かせません。その他、治験説明の補助、来院スケジュールの管理、会計の補助資料作成等の業務を行っています。治験の内容によって患者様ご自身が自宅で行う治験項目もあり、患者様が正しく理解し実施できるように説明し、相談窓口として支援を行う事もあります。
薬剤師として培った臨床での知識は、日々CRCの業務にも生かすことができていると感じています。もちろん、知識の活用だけでは業務は難しく、ビジネスメールや治験固有の資材の作成などの実務能力を付けるために多くの研鑽が必要です。CRC業務を行うことで、臨床の知識以外の分野も含めスキルアップができていると感じています。薬剤部に所属しながら、CRCの業務へ挑戦することができるため、創薬に興味のある薬剤師にとっては是非チャレンジしてほしいです。
今後は多くのCRC業務を経験し、自身のスキルの幅を広げるとともに、他の薬剤師がCRC業務を経験し習得できる環境を整備したいと考えています。