診療科・部門のご案内

薬剤部

教育体制

薬剤部では、薬剤師としての基礎を着実に身につけられるカリキュラムを整えています。新卒入職1-2年目においては病院薬剤師としての基本的知識、技能、態度の習得を目標とします。特に入職後4カ月間においては処方せんの流れ、調剤(内服・注射)の方法、鑑査方法、さらには窓口業務、電話対応および電子カルテの使い方などの業務内容を網羅したチェックリストを用いて指導内容を薬剤部全体で共有し、全員で新人を育成する体制作りをしています。同時に医薬品情報管理室、医薬品管理室および周術期関連業務などの部署を経験し、全体的な業務の流れを理解できるようなカリキュラムを構築しています。4カ月間の研修終了後には、各ユニットに配属され病棟業務を行いながらジェネラリストを目指すとともに5年目以降の認定・専門取得に向けて各種認定・専門・指導薬剤師からの指導を受けながら業務を行います。

IUHW成田キャリアマップ(PDF)

当院へ就職をお考えの薬剤師・学生さんへ

働きながら学ぶ~国際医療福祉大学薬学部大学院への進学支援~

当院ではキャリア支援の一つとして、薬剤部で仕事をしながら大学院に通学できる環境を整えています。仕事と両立しながら大学院を卒業することができます。「働きながら大学院で学びたい」 こうした医療・福祉専門職の方々のニーズに応えるため、国際医療福祉大学の大学院は、栃木県・千葉県・東京都・神奈川県・静岡県・福岡県に7つのキャンパスを開設、これら拠点を同時双方向の遠隔ICTシステムで結び、居ながらにして、同時に同じ授業が受けられます。(遠隔授業のみではなく、直接教員から学ぶ機会もあります。)また多くの授業は、平日の夕方以降と土曜日の昼間に行うなど、社会人が学びやすい環境を整備しています。国際医療大学成田病院勤務の薬剤師も、働きながら、e-Learningで学んでいます。
また、国際医療福祉大学グループの職員が国際医療福祉大学の大学院に進学する場合には入学金免除制度や奨学金制度が設けられているため、経済的な負担も軽減されます。

子育てや介護をしながらも薬剤師でありたい~薬剤師の支援体制~

当院では、お子さんの育児やご家族の介護が必要な薬剤師が安心して働ける体制を構築しています。

出産休暇

産前6週間(多胎妊娠は14週間)及び産後8週間の休暇が認められています。

育児休暇

男性・女性問わず、お子様が最長で2歳に達するまでの間育児のために休業することが認められています。この間は無給となりますが、一定期間は雇用保険から育児休業給付金が支給されます。

育児短時間勤務制度

男性・女性問わず、お子さんが3歳の年度末に達するまでの間育児のために午前9時から午後4時(休憩60分)の短時間勤務をすることができます。

育児・看護のための時間単位の年次有給休暇取得

男性・女性問わず、小学校3年生までのお子さんがいる場合には2時間単位での年次有給休暇を年5日の範囲内で取得することができます。(1日の所定労働時間が4時間以上の職員、小学校3年生の年度末までの期間)

介護休暇

一定の範囲内での家族で介護が必要な場合には6か月を限度として介護休暇の取得ができます。

臨床教員制度

国際医療福祉大学では博士号・修士号取得者など一定の要件を満たす薬剤師を臨床教員として発令しています。臨床教員には、臨床の業務を担当しながら、薬学部の教員として学生の臨床実務実習教育に携わって頂きます。また、臨床教員としての発令により、科研費などの公的研究費の申請要件を満たしますので、臨床研究を行うこともできます。薬学部の教員と供に研究を推進することも可能です。これらにより、一般の薬剤師としての臨床活動に加え、充実した教育・研究活動を行うことができます。当院でも薬剤師として第一線の業務をこなしながら、臨床教員として教育および研究に取り組んでいる職員がいます。