診療科・部門のご案内

眼科のあらゆる疾患に対して高い水準で診断と治療を行います。眼科疾患を幅広く網羅し、すべての患者様に信頼いただける高度な医療をご提供することが我々の基本理念です。

最新の検査機器

光干渉断層計（前眼部・後眼部OCT）、レーザースペックル、マイクロペリメーター、ワイドフィールドスペキュラーなど最新の検査機器を用いて病態の掌握を行い、精度の高い診断と治療を実践します。

最先端の眼科手術

白内障手術、網膜剥離や黄斑疾患の網膜硝子体手術、緑内障手術、涙道手術、角膜移植、翼状片手術など、眼科領域ほぼすべての分野において高度な技術を要する手術治療の実績が豊富です。

他科との連携

眼科疾患には全身疾患と関連する疾患も多いため、糖尿病、高血圧、シェーグレン症候群、関節リウマチ、帯状疱疹などに伴う眼科疾患は、他科との連携により診断・治療を行います。

主な対象疾患

白内障、緑内障、水疱性角膜症、角膜混濁、角膜感染症、円錐角膜、角膜びらん、翼状片、ドライアイ、結膜炎、アレルギー疾患、網膜剥離、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性、黄斑円孔、黄斑前膜、網膜静脈分子閉塞症、甲状腺眼症、視神経炎、鼻涙管閉塞症、涙腺腫瘍、眼瞼腫瘍、眼瞼下垂、眼瞼内反、眼リンパ腫、ブドウ膜炎 など

特長

一般的な疾患はもちろん、難治性の疾患や高い技術を要する手術治療まで、幅広く診断・治療を行います。外来は、患者様のプライバシーを尊重するため、個別診察室で行います。最新の機器を取りそろえ、先端的治療も積極的に導入しています。

1. 一般的な疾患

白内障、緑内障、ドライアイ、結膜炎、アレルギー疾患 など

白内障は最新の水晶体超音波乳化吸引手術装置を用いることで、小切開創による安全性の高い手術を行います。
患者様のニーズに応えるべく、最新の眼内レンズを準備しています。

緑内障はOCT、視野検査、眼圧測定により正確に状況を掌握し、眼圧を下げる治療を行います。点眼治療が中心となりますが、進行状況に応じて手術治療も行います。特にレーザーは最新の機器を取りそろ えており、幅広い選択肢の中から最善な治療をご提案します。

ドライアイや眼アレルギー疾患にも重症になる場合が多々あり、経験豊富なスペシャリストが治療にあたります。

2. 網膜硝子体疾患に対する治療

網膜剥離、糖尿病網膜症、黄斑円孔、黄斑前膜、加齢黄斑変性、黄斑浮腫、網膜静脈分子閉塞症 など

ひとみを通して眼球に入ってきた光は網膜にあたり、視神経が脳に信号を伝えると、ものが見えます。私たちは、この網膜の中心にある「黄斑」でものを見ています。

この黄斑に穴があいたり（黄斑円孔）、膜が張ったり（黄斑前膜）、出血をきたしたり（加齢黄斑変性）、むくみが生じたり（加齢黄斑変性、糖尿病網膜症や網膜静脈分子閉塞症による黄斑浮腫）すると、視力が低下したり、ものがゆがんで見えたりします。

加齢による硝子体の変性や外傷などで網膜が剥がれてしまう病気が網膜剥離です。放置しておくと失明してしまうため、手術によって網膜を復位させることが必要です。

• 手術加療が必要な網膜硝子体疾患では、経験豊富な術者が25ゲージや27ゲージシステムによる低侵襲な硝子体手術を行います。網膜剥離は症状に応じて、バックリング手術か硝子体手術の適応の決定を行います。
• 黄斑浮腫に対しては抗VEGF薬の硝子体注射も行います。

3. 高度な技術を要する疾患

水疱性角膜症、難治性角膜感染症、角膜穿孔、（再発）翼状片、鼻涙管閉塞症、涙腺腫瘍など

黒目（角膜）がむくむ水疱性角膜症、角膜に細菌やカビなどが入ってしまう角膜感染症、角膜が溶けて穴があいてしまう角膜穿孔、涙の排出路がふさがれて泣いていないのに涙があふれてしまう鼻涙管閉塞症、涙を分泌する涙腺が腫れる涙腺腫瘍など、より専門性の高い分野にも経験豊富なエキスパートが対応します。

• 水疱性角膜症には角膜内皮移植術を行います。緊急性の高い角膜穿孔に対しても、表層角膜移植や羊膜移植など、眼球形態を保つ手術を行い、失明から守ります。翼状片（再発含む）の手術治療も得意とします。
• 鼻涙管閉塞症では最新の涙道内視鏡を用いて、診断・治療を行います。
• 眼科は腫瘍が比較的少ない診療科ですが、そのような希少疾患についても経験豊富な医師が手術加療を行います。

手術実績

外来医師担当表