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病理診断科
全身臓器の病理診断(組織診、細胞診、剖検)を行います。形態学から新しい分子病理学的手法まで、さまざまな手段を駆使し、正確な診断さらに治療方針決定に役立つ結果を迅速に報告できるよう、医師・臨床検査技師・事務職員が一丸となり体制を整えています。
特長
- 根本的なワークフローの見直しと最新機器の活用により、これまでにない迅速な標本作製および診断結果報告を実現し、より良い医療の提供に貢献します。
- 各臓器に精通した病理医が多数在籍しており、それぞれの専門性を生かした高度な病理診断を行います。また複数の病理医による多重チェックを行い、診断精度の向上を図ります。
- 免疫染色・ISH法から(real-time) PCR、 MLPA法、(次世代)シークエンス技術まで種々の手法を用いて分子病理診断を行います。
- コンピューターによる画像解析システムを導入し、診断支援に利用します。また、同システムの高度化をめざした研究開発も進めていきます。
- ガラス標本をデジタル化したイメージデータを用いて、国際医療福祉大学附属病院間および学外施設とコンサルテーションネットワークを形成し、難解・稀少症例に対応します。
その他の専門領域や特殊医療
- 主にアジア諸国に対する病理診断支援(当院「国際遠隔診断センター」 にて実施)
- がんゲノム診断(国際医療福祉大学「ゲノム医学研究所」 と連携)
診療実績
診断件数
※横にスクロールしてご覧いただけます。
年度 | 院内 | 院外 ** | ||||||||
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組織診 | 細胞診 | 剖検 | 組織診 | 細胞診 | ||||||
総件数 | (内) 迅速診断 | 総件数 | (内) 迅速診断 | (内) ROSE * | 国内 | 国外 | 国内 | 国外 | ||
2020年度 | 3,130 | 140 | 2,763 | 64 | 66 | 3 | 0 | 394 | 0 | 460 |
2021年度 | 5,924 | 271 | 5,404 | 73 | 78 | 14 | 0 | 331 | 0 | 386 |
2022年度 | 7,612 | 294 | 6,623 | 73 | 74 | 26 | 971 | 643 | 0 | 874 |
2023年度 | 8,140 | 349 | 7,505 | 65 | 69 | 22 | 1,355 | 442 | 0 | 616 |
* ROSE:ベッドサイドでの迅速細胞診
** 院外はデジタルパソロジーによる遠隔病理診断
組織診 Turnaround Time
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年度 | 標本作製TAT * | 一次診断TAT ** | 最終診断TAT *** | |||
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生検 | 手術 | 生検 | 手術 | 生検 | 手術 | |
2020年度 | 0.8 | 1.3 | 1.0 | 1.4 | 1.4 | 1.7 |
2021年度 | 0.8 | 1.3 | 0.8 | 1.5 | 1.3 | 2.2 |
2022年度 | 0.8 | 1.2 | 0.8 | 1.4 | 1.0 | 1.5 |
2023年度 | 0.8 | 1.2 | 1.1 | 1.6 | 1.6 | 2.6 |
* 標本作製TAT:受付から標本作製(WSIスキャン)までの日数
** 一次診断TAT:受付から一次診断までの日数
*** 最終診断TAT:受付から最終診断までの日数