診療科・部門のご案内

放射線科は、放射線診断、核医学、放射線治療から構成されています。経験豊富な専門家を配置し、診断から治療までさまざまな業務を担当します。

診断では、主にCT・MRIなどを用いて、あらゆる疾患の診断を行い、各科における治療につなげます。画像ガイド下にカテーテルなどの道具を用いて、インターベンショナルラジオロジーによる治療を行います。

核医学では、ラジオアイソトープ（RI）を用いた核医学検査および核医学治療を行います。主に生理・生化学的機能を画像化することで病態診断を行い、疾患に選択性の高い治療用の放射性核種を用いてRI内用療法を行います。

放射線治療では、高精度な放射線治療である強度変調放射線治療や定位照射により、治療成績の向上と機能温存・副作用低減を両立できます。また、当院は日本医学放射線学会放射線科専門医総合修練機関および日本核医学専門医教育病院の認定を取得しています。

• 国際遠隔診断センター

特長

• 高度な画像診断機器により、精密な画像検査および放射線専門医による診断が受けられます。
• 高い技術が必要とされるカテーテル検査を、熟練医師の配置により安全に受けることができます。
• 豊富な知識・経験を有する核医学専門医が、院内外の医療スタッフとの綿密なネット―ワークのもと高度技術を駆使した核医学検査・核医学治療を行います。特に、脳核医学、腫瘍核医学、β線・α線放出核種を用いた標的治療を得意としています。
• がん治療に不可欠である放射線治療においては、先端機器による新しい治療をご提供します。

その他の専門領域や特殊医療

アジア諸国を主体とした画像診断支援（国際遠隔診断センター） / 画像診断 / カテーテルや針を用いた画像下治療 / 脳疾患の核医学検査 / 強度変調放射線治療 / 腔内照射　など

診療実績

診断部門：重点的に診療を行っている疾患、検査方法

疾患

• 全身の腫瘍性病変、血管性病変
• 躯幹部の炎症性病変、感染性疾患など

検査方法

• X線CT
• MRI
• 血管造影

主な検査、特殊検査の件数はこちらをご覧ください

治療部門：重点的に診療を行っている疾患、治療方法

疾患

• 悪性腫瘍一般
  （悪性脳腫瘍、転移性脳腫瘍、頭頚部がん、甲状腺がん、食道がん、乳がん、肺がん、肝臓がん、膵臓がん、直腸がん、子宮がん、膀胱がん、前立腺がん、白血病、悪性リンパ腫、など）
• 良性脳腫瘍（髄膜腫、聴神経鞘腫、など）
• 一部の良性疾患（ケロイド、甲状腺眼症など）

治療方法

• 三次元原体照射
• 強度変調放射線治療
• 定位放射線治療(脳、体幹部）
• 化学放射線療法

主な処置の件数はこちらをご覧ください

核医学部門：重点的に診療を行っている疾患、検査方法

疾患

• 悪性腫瘍
• 脳血管障害、認知症、神経変性疾患、てんかん、精神疾患
• 虚血性心疾患、心筋症
• サルコイドーシス、血管炎など

検査方法

• PET検査
• SPECT検査
• ガンマカメラによる全身・局所・動態撮像

主な検査件数はこちらをご覧ください

月別新規患者数 年間動向（2022年度）

※横にスクロールしてご覧いただけます。

専門医、指導医、認定医等の数（2023年10月1日現在）

• 公益社団法人日本医学放射線学会放射線診断専門医 3名
• 公益社団法人日本医学放射線学会放射線治療専門医 2名
• 公益社団法人日本医学放射線学会研修指導医 5名
• 一般社団法人日本IVR学会IVR専門医 1名
• 一般社団法人日本核医学会核医学専門医 1名
• 一般社団法人日本核医学会PET核医学認定医 1名

外来医師担当表