精神科
一般的な精神疾患のほか、児童思春期や周産期メンタルヘルスなど、精神にまつわるあらゆる症状を診療します。
生物・心理・社会的な視点から、多角的に検査・診断します
精神症状の適切な評価のために、脳画像検査、脳波検査、神経心理学的検査なども用いて、生物・心理・社会的な視点から包括的なアセスメントを行います。
地域と連携して、最適な治療を
患者様お一人おひとりのニーズと症状にあわせて、薬物療法、生物学的治療、および心理社会的治療をご提供します。
身体疾患と強く関連する場合には当院の心療内科を、専門病院での治療が望ましいと思われる方には精神科クリニックや精神科の単科病院をご紹介するなど、他科・他施設と連携して最適な治療方針をご提案します。
専門病棟は40床。チーム医療で入院治療をサポートします
精神科病床は40床の閉鎖病棟です。細部にわたり安全な設計を心がけ、窓も大きく開放的かつ静穏な環境で、作業療法室なども備えた病棟です。患者様に安心して十分に休養いただき、高い専門性を備えた多職種チームで、回復への道のりをサポートします。
主な対象疾患
統合失調症、うつ病、双極性障害などの気分障害、児童思春期の心の問題、神経発達症(発達障害)、精神作用物質による精神および行動の障害、摂食障害、不安症、ストレス関連障害、症状性を含む器質性精神障害、認知症・せん妄 など
特長
- 1. さまざまな精神療法を多職種チームで実践します
- 患者様それぞれのニーズにあわせた、さまざまな精神療法、集団療法、作業療法、リハビリテーション療法を行います。医師、看護師、公認心理師・臨床心理士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士、薬剤師など、精神医療にかかわるすべてのスタッフがチーム一丸となって患者様の回復を支えます。
- 2. コンサルテーション・リエゾン精神医療、その他の特殊な専門領域
-
診療科の垣根を超えた密な連携を通して、コンサルテーション・リエゾン精神医療を実践します。
- 周産期メンタルヘルス(産科との連携)
- 神経発達症(発達障害)の診断と支援(リハビリテーション科と連携)
- 不安症、過食症に対する認知行動療法(国際医療福祉大 学東京赤坂キャンパス 心理学科、千葉大学との連携)
- 肥満症、過体重の管理(糖尿病・代謝・内分泌内科との連携)
- 安全に実施できる修正型電気けいれん療法(麻酔科との連携)
※2020年10月から開始予定
- 3. 認知症の適切な評価と検査、診断、包括的なケア
-
認知症の症状は、物忘れや判断力の低下などの中核症状とともに、不安感や睡眠障害、行動・心理症状がみられるため、早期発見と早期診断が大切です。一見、認知症の症状が疑われる場合も、うつ病や妄想性障害といった精神疾患を患っている場合もあり、適正な診断と早期からの治療が大切です。
当科では、診察と神経心理学的検査、脳画像検査(頭部MRI、脳血流SPECT)、睡眠ポリグラフ検査を行い、早期発見と早期治療、患者様や支援者の方に寄り添った丁寧な診療を心がけます。
診断や支援には、脳神経内科、脳神経外科、リハビリテーション科とも密に連携を行うとともに、地域の医療機関とも連携し、地域包括的なケアを推進します。
- 4. 新しい治療の開発と実践のご紹介
-
- イギリスのモーズレイ病院やキングス・カレッジ・ロンドンなど、海外の医療機関と連携・協力し、不安症や摂食障害に対する認知行動療法、認知機能改善療法、オンライン認知行動療法の開発などに取り組んでいます。
- スイス、ジュネーブのNetUnions社と共同研究でオンラインを用いた認知行動療法の開発や、新しい治療法を実践しています。
人々のためのオンライン治療支援プログラム『Salut BN』
小児発達支援・児童精神専門診療
当科では、発達障がい(注意欠如多動症、自閉症スペクトラム症など)の診断や治療について、地域や学校との連携に加えて小児科およびリハビリテーション科と協力し、小児発達支援センターとして包括的な枠組みのなかでチーム医療を実践していきます。
各科の専門性を生かして、児童・思春期の患者様を心身両面からサポートいたします。
リハビリテーション科のご案内
主な検査、診療内容
- 基本的な検査
- 心理・神経心理検査、頭部CT,MRI(脳画像検査)、脳血流検査(SPECT)、脳波検査などを用いた客観的な所見に基づく適切な診断を心がけます。
- 新しい治療
- 統合失調症、気分障害、不安症、摂食障害等の病態解明のための、血液検査の生物学的マーカー、頭部MRI検査を用いた新しい診断法の開発、臨床研究に取り組みます。
外来初診について
外来初診は、予約制です。受診を希望される方は、お電話でご予約ください。
予約当日には、紹介状(診療情報提供書)をお持ちください。
受診される方へ問診票ご記入のお願い
高校生以上の方
診察に先立ち、問診票の記載をお願いいたします。
下記の問診票をダウンロードいただき、印刷・記入のうえ、診察当日に紹介状とともにご持参ください。
ご自宅にプリンターなどの印刷機器がなく、事前に問診票の記入が難しい方は、予約時間の45分前に紹介状を持って
ご来院いただき、問診票の記載をお願いいたします。
また、問診票への記入がお済みの方も、受診前にお答えいただきたい質問がありますので、20分前にはご来院いただき
ますようお願い申し上げます。
問診票(高校生以上の方用)(WORD)
問診票(高校生以上の方用)(PDF)
中学生以下の方およびそのご家族
診察でお子様の状況を詳しく把握するため、下記の問診票をダウンロードいただき質問にお答えください。
記入済みの問診票は、紹介状および母子手帳や成績表とともに、当日ご持参ください。
ご自宅にプリンターなどの印刷機器がなく、事前に問診票への記入が難しい方は、予約時間の60分前に紹介状
および母子手帳や成績表を持ってご来院いただき、問診票の記載をお願いいたします。
また、問診票への記入がお済みの方も、受診前にお答えいただきたい質問がありますので、30分前にはご来院
いただきますようお願い申し上げます。
問診票(中学生以下の方およびそのご家族)(WORD)
問診票(中学生以下の方およびそのご家族)(PDF)
外来医師担当表
曜日 | 午前 | 午後 |
---|---|---|
月 |
橋本 大迫 |
橋本(再診のみ) |
火 |
中里 木村 半田(毎月第1週,第3週,第5週)再診のみ |
中里(再診のみ) |
水 |
半田 佐藤 |
半田 |
木 |
橋本 大迫 |
橋本(再診のみ) |
金 |
中里 細田(児童) 佐藤(毎月第2週,第4週) |
― |
土 |
木村 細田(児童) |
細田 |
【特記事項】
- ※予約・紹介患者様優先となりますので、予約外で受診ご希望の方は電話でのお問い合わせをお勧めします。
- ※担当医師が変更となる場合や診療を休止する場合があります。お電話でお問い合わせください。
ご予約・お問い合わせ
●一般診療のご予約・変更(予約センター)
TEL:0476-35-5576
(月曜日~土曜日 8:30~17:30 ※祝日は除く)
●その他のお問い合わせ
TEL:0476-35-5600(代表)
●海外からのご予約
日本語≫
TEL:+81-476-35-5600
(月曜日~土曜日 8:30~17:30 ※祝日は除く)
英語、中国語≫
E-mail:med.info@iuhw.ac.jp