診療科・部門のご案内

アレルギー・膠原病内科

教授(代表)ご挨拶

廣瀬 晃一

アレルギー・膠原病内科部長
国際医療福祉大学 医学部 リウマチ・膠原病内科学教授(代表)

廣瀬 晃一

最新の検査・治療法でお一人おひとりに最適な診療を提供します。
近年二人にひとりは何らかのアレルギー疾患を持つといわれますが、アレルギー疾患に関しては薬物治療だけでなく免疫療法などの最新の治療を取り入れています。その他、関節超音波(関節エコー)検査など最新の検査を用いるなど、最適な診療をお届けします。

花粉症や気管支喘息をはじめとするアレルギー疾患のほか、免疫異常から引き起こされる関節リウマチや膠原病を診療します。

早期治療・世界水準をめざします

当科では関節超音波(関節エコー)検査などを用いて、膠原病や喘息などのアレルギー疾患の早期診断・治療に努めています。膠原病やアレルギー疾患の治療は大きく進歩し、治療実績も格段に向上しましたが、世界水準の治療をいち早く取り入れ、それぞれの患者様にとって最適な治療を提供します。

総合的な治療が可能です

近年、高齢化とともに、高齢での関節リウマチや膠原病の発症も多くなり、合併症などの治療も重要になりました。
関節リウマチではリハビリテーションにより、正常な日常生活を長期にわたって維持することが可能です。他科やリハビリテーションスタッフと協力し、総合的に診療します。

地域との連携

千葉大学医学部附属病院アレルギー・膠原病内科をはじめとして多くの基幹病院と連携できることは、当科の大きなメリットです。これらの連携をさらに発展させ、より地域に密着した診療科をめざします。

主な対象疾患

関節リウマチなどの関節炎疾患、膠原病、気管支喘息・花粉症などのアレルギー疾患 など

特長

当科が扱う代表的な疾患と治療の特長をご案内します。

関節リウマチ

関節超音波(関節エコー)検査による診断や活動性評価が広く普及しています。当科でもエコー検査により診断し、患者様の状態に応じて活動性評価を行い適切に治療します。
生物学的製剤を始めとした新しい治療を行うとともに、術後や関節破壊が進行した症例では、院内のリハビリテーション科と連携したリハビリテーションにも注力します。

関節超音波(関節エコー)検査

レントゲン(X線)画像は、骨や関節の状態を観察することはできますが、関節リウマチのような骨膜の炎症の状態をはかることはできません。
炎症を起こしている関節滑膜は健常な場合とは異なって厚みが増し、血流が増加した状態となります。関節超音波(関節エコー)検査によって血流を観察することで、炎症の程度を評価することが可能です。

炎症の状態をみながら治療方針をご説明します

膠原病

当院には、呼吸器内科、腎臓内科、総合診療科、感染症科などがありますので、関節リウマチ、膠原病における肺、腎の合併症にも適切な対応が可能です。
さらに、総合診療科、感染症科と協力することにより、不明熱などの診断がむずかしい症例に対しても、適切にアプローチすることが可能です。

気管支喘息

気管支喘息の治療では、ピークフロー検査、呼気NO検査、モストグラフなどにより気道のアレルギー性炎症をより正確に評価します。
吸入薬や新しい抗体製剤を用いて、軽症から難治性喘息に至るまで、徹底した管理・治療を行います。

アレルギー

当科では、「皮内検査」を用いたアレルゲンの特定が可能です。「皮内検査」とは、皮膚に皮内テスト用アレルゲンを注射し、一定時間内にその部位におこる皮膚反応を調べるもので、従来の、採血により血清中に特定のアレルゲンに対するIgE抗体があるかどうかを調べる「特異的IgE抗体検査」よりも感度・特異度ともに優れています。
また、スギ花粉症やハウスダストによるアレルギー性鼻炎に対しては、根治的治療方法として注目されているアレルゲン免疫療法を行います。

その他の専門領域や特殊医療

関節超音波検査、FDG-PETによる大血管炎診断、花粉症・アレルギー性鼻炎に対するアレルゲン免疫療法、喘息診療における呼気NO測定、吸入ステロイドの吸入指導 など

診療実績

入院患者数

2020年度 48
2021年度 78
2022年度 147

関節超音波 実施件数

2020年度 307
2021年度 437
2022年度 422
総計 1,166

生物製剤 使用患者数

2020年度 200
2021年度 436
2022年度 739
総計 1,375

JAK阻害薬 使用患者数

2020年度 8
2021年度 37
2022年度 42
総計 87

外来医師担当表

曜日 午前 午後
川島 川島
廣瀬
廣瀬
川島
川島
廣瀬 廣瀬
川島 川島
担当医(週替わり制) 担当医(週替わり制)
【特記事項】
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