診療科・部門のご案内

治験管理部

治験支援の体制

治験コーディネーター(CRC)の支援

参加する方に不利益がないように、また法律に従って正しく治験が行われるように、医師や院内スタッフ、治験を依頼している製薬会社(以下、治験依頼者)と連携をとって、病院内で治験がスムーズに実施されるように調整します。当院では、院内CRCと外部CRCが協働して支援を行っています。

薬剤部との連携

治験担当の薬剤師を中心に薬剤部全体で治験を支援しています。薬剤部副部長を治験使用薬管理責任者とし、すべての薬剤師が治験使用薬の管理補助者の業務を担い、治験使用薬の適切な保管や調剤等を行っています。

検査部との連携

専任の検査技師が治験検体の採取・処理、治験依頼者からの貸与機器で測定する生理機能検査等の対応を行い、質の高いデータ取得に努めています。

その他の診療支援部門との連携

治験の検査や評価を行う放射線技師、看護師、視能訓練士等のメディカルスタッフは、治験開始前に治験や検査手順等のトレーニングを受けて治験支援を行っています。

治験の外来について

治験に参加される方との面談のスペースとして、病院棟2階2-16に治験の外来を設置しています(※2024年1月現在、遺伝子診断センターと共有)。参加される方のプライバシーに配慮した個室で治験の説明や問診、アンケートなどを行います。

精度管理への取り組み

質の高いデータを取得するために、治験で使用する機器等については厳密な精度管理が求められます。当院では下記のように、精度管理に取り組んでおります。

治験使用薬保管庫の精度管理

  • 温度ロガーで24時間温度管理を行い、毎日目視で温度確認を行っています。

治験検体の処理~保管に係る精度管理

  • 治験検体を処理する遠心分離機は最低1回/年 校正をしています。
  • 検査部内の治験検体専用の冷蔵・冷凍庫、凍結検体の保管スペースについて、いずれも検体保管時には温度ロガーで温度管理を行い、毎日目視で温度確認を行っています。

治験で使用する機器の精度管理

  • 体温計は保証期間内の1年に1回買い替え、血圧・脈拍、呼吸数を測定する機器については、1年に1回校正をしています。
  • 体重計は2年に1回の計量法の点検を受けています。
  • 院内の心電計、呼吸機能測定機器、放射線検査用機器が、点検もしくは校正を1年に1回実施されていることを確認しています。

実績

準備中