2022.10.26
当院は世界糖尿病デーにブルーライトアップを行います
当院は、11月14日の世界糖尿病デーに合わせたブルーライトアップを今年も行います。
【ブルーライトアップ期間】 11月7日(月)~ 11月14日(月)日没~21時まで
11月14日の世界糖尿病デーは、世界に拡がる糖尿病の脅威に対応するため1991年にIDF(国際糖尿病連合)とWHO(世界保健機関)が制定し、2006年の国連総会で公式に認定されました。
11月14日はインスリンの発見者であるカナダのバンティング博士の誕生日で、糖尿病治療における画期的な発見に敬意を表し、この日を「糖尿病デー」として顕彰しています。
世界糖尿病デーは現在、世界160カ国から10億人以上が参加する世界でも有数の疾患啓発の日で、この日を中心に世界で繰り広げられる糖尿病啓発キャンペーンは、予防や治療継続の重要性について人々に周知する重要な機会となっています。
世界糖尿病デーには、国連をはじめ主要国でさまざまなイベントが開催されており、日本でも日本糖尿病学会、日本糖尿病協会が中心となって、全国各地で著明な建造物をブルーにライトアップするなど啓発活動につなげています。
世界糖尿病デーのキャンペーンに用いられている青い丸のモチーフ「ブルーサークル」は、糖尿病に関する国連決議が採択された2007年から使われているシンボルマークです。国連のシンボルカラーである「ブルー」と、団結を表す「輪」を元にデザインされ、”Unite for Diabetes”(糖尿病との闘いのため団結せよ)というキャッチフレーズとともに世界中で糖尿病抑制に向けたキャンペーンを推進しています。
「World Diabetes Day Committee in Japan」webサイトより
糖尿病・代謝・内分泌内科部長 竹本稔 主任教授 コメント
インスリンを発見したバンティング博士のおかげで、今ではインスリンにより多くの命が救われています。一方、糖尿病を治すことは困難で、その患者数は増加の一途です。治療せずに放置することで合併症や併存症に苦しむ方がいます。
世界糖尿病デーのシンボルマーク「ブルーサークル(青い輪)」は団結を表し、当院でも患者さんを中心に、多職種(医師・看護師・理学療法士・管理栄養士・薬剤師・臨床検査技師など)が団結して糖尿病治療にあたっています。毎月1回、このチームによる糖尿病教室を開催しており、生活習慣を改めるきっかけとして、糖尿病以外の健康な方にもたくさんご参加いただいています。
今年も当院からの「青い光」が、糖尿病を改めて考える契機になれば幸いです。