研修医の日常
研修医の日常
BC Children's Hospital Prof Goldman によるレクチャー
COVID19におけるからのレッスンとして、パンデミックの歴史、感染対策、公衆衛生におけるレッスン、教育への負荷、ワクチン対策など、最新の論文を踏まえてカナダと日本のコロナ禍における対応を学びました。
医学生、研修医、臨床医からさまざまな質問やコメントがあり充実した時間になりました。Prof Goldmanに心より感謝いたします。
ICLS講習会
11月1日、講義に加え実技で心肺蘇生を学びました。
参加型の学でスキルが身に付きました。
ハロウィンパーティに参加
10/25に病院のハロウィンパーティがありました。研修医のみなさんも参加して・仮装コンテスト・ビンゴ大会・DJ Performanceなど楽しい時間を過ごしました。
超音波ガイド下の血管穿刺のシミュレーション実技
2024年9月に救急外来にて超音波ガイド下の血管穿刺のシミュレーション実技を行いました。リニアプローブを使って短軸アプローチにて実技をやっています。直角二等辺三角形の原理で45°の角度で1.5cmの深さの血管に、プローブから1.5cmはなれたところから穿刺すると、「針先が見えてスムースに入る!」という成功例が続出しました。
SAEM2024
アリゾナで行われたSAEM2024に参加してまいりました。米国の救急医学会では どのように専攻医教育の研究を行っていくか?救急外来をどのように効率的に運用するか?など日本の救急よりもより一歩進んだ内容が研究発表されています。何より30代‐40代の救急医がカジュアルな装いで活発に議論したり交流を深めています。
専攻医の平田先生と志賀教授は JOB Fair に参加をしました。全米各所から集まっている素晴らしい専攻医プログラムのみなさんと情報交換をしたり、平田先生の売り込みをしたりしました。
新しい年度になり専攻医の先生をお迎えしました
専攻医プログラムに4名の新しい先生方をお迎えしました。国際医療福祉大学成田病院開始の3名と国際医療福祉大学病院(那須)開始の1名の先生が元気に専攻医生活をスタートさせています。同期がいれば勉強も効率的になりますし、悩みがあっても相談して解決しやすくなります。豊富な症例と優しい先輩・指導医の中で、順調なスタートをしました。
Dr.Aoyagi によるProfessor Round
ニュージーランド・ダニーデン病院内科部長、一般および急性期内科/感染症コンサルタント、オタゴ大学医学部・上級臨床講師である青柳先生によるケースカンファレンスを開催しました。
感染症ならびに一般内科で診療をされている先生に、頭痛を主訴とする循環器の症例のご講演をいただき、臨床推論最重要の事項を教えていただきました。
参加した学生の感想
本日の診断におけるさまざまなバイアスのお話の中で、自分が直近に得た知識に引っ張られてしまうことがあると聞き、知識を得るだけでなく、しっかりと整理してメタ的に考える習慣を持つことが大事だと感じました。
また、既につけられた診断を疑うということが将来できるようになるために、実習中は診断のプロセスなどを意識的に自分でも考える姿勢で取り組みたいと思います。
青柳先生が次の患者さんに繋げるために今回のようなケースを共有してくださったり、毎年の症例を部屋に掲示しておられることに感銘を受けました。
本日はとても勉強になる貴重なお話をしていただき、ありがとうございました。
青柳先生の講演で特に印象深かったのは、バイアスの話です。
silent error, system errorなど、初めて聞く概念を知ることができとても勉強になりました。
ありがとうございました。
診断におけるバイアスは今まであまり考えたことがなく、また医学部の授業でもほとんど言及されたことがありませんでした。
青柳先生のレクチャーを受けなければ今後の人生で気づかないうちにバイアスがかかってしまう可能性がありました。
今回はバイアスについて考える良いきっかけになりました。
頭痛の鑑別診断は全く思いつかず、驚きました。
診断プロセスや診断エラーについての分析など、今まで考えたことがなかったので興味深くとても勉強になる講義でした。
特に、「1週間前にSLEの勉強をしたあとに」などバイアスがかかってしまうというのは自分の経験からも納得しましたし、注意しようと思いました。
Mayo Clinic Emergency Medicine Professor Grand Roundが開催されました
Mayo Clinicの救急科よりProf. Cabrera, Prof. Bellolio, Prof. Luke をお迎えしてご講演をいただきました。
アナフィラキシーの最前線、めまいのDos and Dont's、プレホスピタルケアの最前線 など多岐に渡る内容を、学生・研修医・医師が参加するなかでお聞きすることができました。
米国の救急の現場でご活躍の先生方から、最先端のご講演をいただき学びの深い時間でした。
2024年度 新1年目研修医を迎えました
新年度になり、新しい研修医28名を迎えました。
入職後はいろいろなオリエンテーションを受け、さっそく先輩研修医や指導医からレクチャーおよび実践的な内容を手取り足取り教わっています。
スタンフォード式白熱救急教室
2024年3月にスタンフォード大学の御手洗教授をお迎えし、Interactive EM case presentation で学びました。
急性期疾患へのアプローチ・鑑別診断についてTeam based learningで学びました。
長旅のあとにも関わらず、情熱的で、Clinical pearlsの詰まった、とてもInteractiveな教育方法でした。
意識障害を考える中で、生理学的に網様体賦活系と大脳半球の関係性を教えていただきました。
低ナトリウム血症の際の脳の病態生理を細胞レベルからわかりやすく教えていただきました。
研修医の勉強会
当院では毎週木曜日に研修医で勉強会をしています。
この写真は研修医1年目が担当した‐死亡確認の正しい手順‐についての勉強会です。
死亡確認の良い例と悪い例の映像を見比べ、おこりがちなエラーや不作法に関してディスカッションを行いました。
死亡確認は経験が少ない研修医もいるため、非常に有意義なレクチャー・ディスカッションとなりました。
2024年3月 修了式
当院の基幹型初期臨床研修プログラムから始めての卒業生が出ました。
2年間、外来、病棟、当直などさまざまな経験を経て、たくましく成長されました。
それぞれ専門性を高めるために次のステップに進んでいきます。
研修医ミーティング
当院では毎月1回、初期研修の改善のために研修委員会メンバーと初期研修医のみなさんで「研修医ミーティング」を行っています。研修の目標、ローテーションの調整、当直のあれこれ、見学生の皆さんの対応など多岐にわたるトピックを話し合っています。新しいプログラムならではの活発な議論が交わされています。
ICLSコース
当院の研修医の先生方は1年目の間に日本救急医学会認定ICLSコースを無料で受講しています。心肺停止の対応は慣れないとなかなか大変です。講義と実技を使ったシミュレーション研修のコンビネーションでアルゴリズムやチームダイナミクスを学び、1日の終わりにはチームで息の合った蘇生ができるようになります。この経験を生かして院内でのハリーコール対応の際にも研修医の先生方が活躍されています。
麻酔科・救急科プログラム説明会
8月に行われた麻酔・救急の専攻医プログラムの説明会の様子です。ICU~ORまで様々な活躍ができる麻酔科、ER~ドクターヘリ~病棟・ICUなど多様性のあるキャリアの救急科の講演がありました。
その後は立食のQ and A形式で和やかに情報交換を行いました。国際医療福祉大学成田病院では専攻医の研修に力を入れています。
University of British Columbia,BC Children's Hospitalの小児救急医・ Professor Ran D. Goldman, MDの講演
University of British Columbia,BC Children‘s Hospitalの小児救急医である、Professor Ran D. Goldman, MDにご講演いただきました。
小児救急医でかつ研究者として診療に従事しつつも、臨床の疑問→臨床研究を数多くされているGoldman先生のお話から多くの学びがありました。当日は研修医を中心に20名を超える参加者が集まりました。
「研究は新しい知見を世界中に届けることができるため、目の前の患者さんを大事にしつつ世界に貢献できる。医師としてとてもやりがいのある仕事である」というGoldman先生のお言葉が胸に刺さりました。
また、多くの医師を指導してきたGoldman先生の一人一人に合わせた緻密な指導、励ましなどからなるMentoring(必ずしも同一専門や同一地域でなくても良い)についての知見も、指導者の我々として勉強になりました。
このように国際的な学びや交流があるのがIUHWの良いところです。Goldman先生ありがとうございました。