お知らせ

2024.02.13

早産など集中治療が必要な赤ちゃんのための
「NICU」「GCU」の開設を予定しています

NICU、GCUの設備の写真

2020年の開院以来、お産件数が増加していることに伴い、赤ちゃんに対する医療を充実させるため、2024年度中にNICUとGCUを開設する予定です。

NICU・GCUの開設について

赤ちゃんが寝ている写真

当院では、新生児(生後28日未満、生まれてから1か月健診くらいまでの赤ちゃん)に充実した医療をご提供するため、出生後の赤ちゃんを中心に診療を行う「新生児集中治療部」を立ち上げ、2024年度中にはNICU(新生児集中治療室/Neonatal Intensive Care Unit)とGCU(新生児回復室/Growing Care Unit)の開設をめざし準備を進めています。

  • NICU:早産児、低出生体重児、先天性疾患の赤ちゃんなどを受け入れる、新生児に特化した集中治療室
  • GCU:NICUで治療を受けて状態が回復した赤ちゃんを主に受け入れ、退院準備を進めるお部屋

一般的に、妊娠37週から41週の満期産の赤ちゃんのうち、約15%が生まれてきた後に何らかのサポートを必要とし、約5%がより高度なサポートを必要とするといわれています。また、元気に生まれた場合でも、満期より早く生まれた赤ちゃん(全出生のうち5~6%)や、体重の少ない赤ちゃん(全出生のうち9~10%)は、しばしば未熟性に対するサポートを必要とします。

当院では、こうした新生児に対する医療を充実させるため、4月からNICUの経験が豊富な新生児を専門とする医師2名(新生児集中治療部長・鹿嶋 晃平 教授北瀬 悠磨 講師)を迎え、早産や体重の少ない赤ちゃん、双子の赤ちゃんや合併症をお持ちのお母さんから生まれてくる赤ちゃんなどに、幅広く対応できる体制を整備いたします。さらに、院内の小児外科とも連携しながら、赤ちゃんの消化管を中心とした手術対応などもめざします。
今後、産科小児科小児外科が一丸となり、安心してお産に臨んでいただけるよう、また周産期医療と小児医療に対する地域医療に貢献できるよう準備を進めてまいります。

NICU・GCUの鳥観図

NICU・GCU(イメージ)

NICUの鳥観図

NICU(イメージ)

GCUの鳥観図

GCU(イメージ)

お知らせ一覧