2024.11.13
千葉県新型インフルエンザ等対策病院実動訓練を実施しました
第一種感染症医療機関である当院で11月12日、千葉県共催のもと、新型インフルエンザの国内発生初期を想定した、
保健所からの患者の搬送や受け入れ、関係機関間の連携体制について検証するための実動訓練を実施しました。
医師・看護師・診療技術部門スタッフなどが、海外から帰国し発熱等症状を発症した患者を、印旛保健所からの連絡を受け、第一種感染症病床で入院の受け入れをするという訓練を行いました。
感染制御部部長 松本 哲哉医師 のコメント
多くの感染症の専門家は、新型インフルエンザはいつパンデミックが起こってもおかしくないという認識をしています。各自治体も新たなパンデミックに備えて、新型インフルエンザを想定した訓練を行っています。この度、千葉県からの要請を受け、印旛保健所と共に当院で新型インフルエンザ等対策訓練を準備してまいりました。さらに、今回は内閣感染症危機管理統括庁も加わって、国も一緒になって訓練を行うことになりました。
致死率が高い新たな感染症が発生した場合に、成田国際空港に最も近い大学病院であり、感染症の一種病床を備えている当院としては、県や保健所、検疫所、国などと連携を取って適切に対応する必要があり、今回の訓練を行って、その重要性を改めて認識することができました。