お知らせ

2025.02.05

災害を想定したトリアージ訓練を実施しました

災害拠点病院である当院は1月31日、院内の国際ホールで地震を想定したトリアージ訓練を行いました。トリアージとは災害発生時に多数の負傷者が発生した際、限られた医療資源でできるだけ多くの人を助けるため、重症度により負傷者の搬送や治療の優先順位をつけることです。

当院の防災委員会委員長・前田 剛志 副院長 のコメント
「当院は2022年に災害拠点病院の認定を受けました。成田国際空港から最も近い大学病院であり、災害時における当院の役割は非常に重要であると考えております。昨年もDMATのメンバーを中心にトリアージ訓練を行いましたが、今年度はトリアージを行い、搬送まで行うといった昨年よりも 少し先の訓練を行いました。実際に災害が起こった際は職員一人一人が何が自分にできるかを考え行動する必要があります。そのためこのような訓練を通じて一人一人の災害時に対する意識を高めることが重要です。今後も引き続き訓練を行い災害拠点病院としての責務を果たしていきたいと思っております。」

DMAT担当 救急科・千葉 拓世 医師 のコメント
「今年も災害訓練を行いました。今年は昨年より実践的内容となっていて、参加した方にとっても良い経験になったと思います。まだまだ災害拠点病院として整備しなければならないことはたくさんありますが、いざというときに地域の皆様に貢献できるように、このような訓練を繰り返し行って、引き続き病院全体での体制をつくる努力をしていきます。」

万が一の災害発生時、当院では72時間の非常用電源の完備、フードコート内に酸素供給装置を整備し負傷者の救護所として利用、ヘリポートをはじめ1600台駐車可能な駐車場へのテント設置など、救急医療を担う災害拠点病院としてのみならず、入院患者様に対する医療を継続するという重要な役割も適切に実行できるよう、今後もさまざまな取り組みを行ってまいります。

全体でのトリアージ訓練

全体でのトリアージ訓練

トリアージ訓練の様子

トリアージ訓練の様子

中等症(黄)エリアへの搬送訓練

中等症(黄)エリアへの搬送訓練

重症(赤)エリアへの搬送訓練

重症(赤)エリアへの搬送訓練

防災委員会委員長・前田剛志 副院長からの講評

防災委員会委員長・前田剛志 副院長からの講評

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