2020.03.12
国際医療福祉大学成田病院 前倒し開院について 宮崎勝病院長コメント
国際医療福祉大学成田病院は、現在の逼迫した国内の医療状況を鑑み、当初、4月1日に予定していた開院を3月16日に前倒しすることになりました。厚生労働省と全国の医療機関がそれぞれ懸命に対応しているなか、私たちも医療施設としての社会的使命を果たすべく、1日でも早く診療体制を整えて、国民と地域住民の健康をお守りしたいというのがその理由です。
3月中は内科・総合外来および発熱・感染症外来として完全予約制で開設し、病床数は個室病床46室で対応します。咳や発熱など疑わしい症状のある方は、「発熱・感染症外来」を受診していただきます。来院にあたっては通常の正面玄関とは別の入り口をご案内します。
また、新型コロナウイルス感染のPCR検査が必要な場合には感染症科医師の判断により本学において行うことを予定しています。
新型コロナウイルス感染者の患者様が入院される場合には完全に隔離された感染症に対応可能なフロアを整備し、室内の空気を漏らさない陰圧設備のある個室病床12室で受け入れ、感染症を専門とする医師が対応します。防護服の着用など医師・看護師らは所要の感染防止策をとり診療や看護にあたります。当該フロアでの消毒を徹底し、すべてのスタッフは感染防止の手順を厳しく順守します。
当院は第1種感染症指定医療機関ですので、どのような感染症についても、病原体による汚染は絶対に起きない対応をいたします。院外はむろん、入院でも隔離されたフロアと他の区域は完全に分離され、院内での接触や動線も規制するので、院内での感染防止体制を確立しています。