診療科のご案内

てんかんセンター

てんかんセンター長ご挨拶

赤松 直樹

てんかんセンター長
国際医療福祉大学 医学部 脳神経内科学教授

赤松 直樹

てんかんは本邦患者数100万人で有病率の高い脳神経疾患です。超高齢社会に突入した日本において、高齢者てんかんへの取り組みも非常に重要度を増してまいりました。当センターでは、てんかん専門医が年代や症状など幅広いてんかんについて専門的な診断・治療をいたします。

抗てんかん薬、てんかん焦点切除手術で多くの患者様のてんかんを治療してまいりましたが、例えば薬による治療の場合は、お一人おひとりに適切な抗てんかん薬の処方が必要です。てんかんかどうかわからない場合、発作が完全にコントロールできない場合、あるいは妊娠中の場合など、あらゆる状況・症状に対して、より専門的で適正な診断、治療、アドバイスを行ってまいります。
てんかんは発症年齢や症状も幅広いため、小児科、脳神経内科、脳神経外科、精神科が協力して診療にあたる必要があります。当センターは、この4診療科が中心となって包括的てんかん医療を提供する第3次レベルのてんかんセンターです。

これまで、25年間てんかんを専門として4000人以上の内科的治療、400人の外科的治療に携わってまいりました。てんかんの患者様の約70%は抗てんかん薬で発作の再発がない生活を送ることができます。一方、約30%の方は発作を完全に止めることができないのも現状です。てんかんの外科的治療は、抗てんかん薬で抑制できなかった発作を多くの患者様で消失させることができます。てんかん医療の進歩により、多くの患者様が発作のない生活を送れるようになりました。当センターがその一翼を担えるように努めます。

産業医科大学卒、医学博士
前福岡山王病院、脳神経内科・てんかんセンター、元米国クリーブランドクリニック財団病院神経内科脳波・てんかん部門フェロー

日本神経学会代議員・てんかんガイドライン副委員長、日本臨床神経生理学会代議員・技術教育・試験委員、日本てんかん学会代議員・第47回学術大会副会長・ガイドライン委員長、米国神経アカデミー会員、米国てんかん学会てんかんガイドライン委員

特長

幅広い症状に対する確かな診療

てんかん発作は、患者様本人にしかわからないような軽微な感覚発作から、意識を消失し全身けいれんに至る大発作(強直間代発作)まで、症状は幅広く、小児から高齢者まですべての年齢でみられます。てんかんを専門とした医師による問診、デジタル脳波および3.0テスラMRIをはじめとする最新機器を用いて正確な診断を行います。てんかん発作に似た他の疾患との鑑別についても心がけています。

幅広い症状に対する確かな診療

デジタル脳波によるてんかん焦点診断
電位分布図を作成し正確なてんかん性
放電焦点診断を行います

幅広い症状に対する確かな診療

3.0テスラMRI画像
てんかんに特化した撮像法を用いて
てんかん原性病変を描出します

難治性てんかんへの取り組み

抗てんかん薬治療にもかかわらず発作が抑制できない難治性てんかんに対しては、脳神経外科を中心としたチーム医療で、てんかん発作の起始する脳領域(てんかん焦点)を特定し、てんかん外科治療を行います。長時間ビデオ脳波モニタリング検査、MRI、SPECT、PETを用いて正確に焦点診断を行います。頭蓋内電極を用いて脳から直接てんかん発作波を記録して切除領域を決定します。

難治性てんかんへの取り組み

FDG-PET てんかん外科治療術前検査で、糖代謝を
測定してんかん原性焦点診断を行います

難治性てんかんへの取り組み

定位脳深部電極検査法(SEEG) 開頭を必要としない頭蓋内電極検査で、正確にてんかん発作起始領域を同定します

難治性てんかんへの取り組み

硬膜下電極脳波検査法
脳表面から直接脳波を記録し
てんかん焦点を正確に決定します

高齢者てんかんへの取り組み

高齢者の意識消失発作は、けがや交通事故の原因となることがあり重大な問題です。高齢初発のてんかん発作は、けいれんのない意識消失発作が多く、他の病気や認知症と誤認されたり、見逃されたりすることがあります。デジタル脳波での診断率は比較的高く、早期に正確に診断することにより治療に結び付けることができます。

妊娠を希望される女性の抗てんかん薬治療

抗てんかん薬の進歩により、妊娠中に服用しても胎児・新生児に影響が非常に少ない抗てんかん薬が使えるようになりました。てんかん発作のタイプを正確に診断し、適切な抗てんかん薬を選択して、妊娠・出産・授乳・育児に配慮したてんかん治療を行います。

就学、職業、家庭生活、ライフイベントを考慮した個別化治療

てんかんの患者様の背景はさまざまです。一方、抗てんかん薬は20種類以上が認可されており、薬剤以外の外科治療をはじめとした多くの治療オプションがあります。発作の抑制が最も重要ですが、副作用のリスクも考慮して、個々の患者様の目標に合わせた治療を選択することを心がけています。

その他専門領域や特殊医療

迷走神経刺激療法

難治性てんかんで、てんかん焦点切除の適応にならない場合、手術後も残存する発作がある場合等に、てんかん発作軽減を目的とした緩和治療です。

脳梁離断術

難治性てんかんで焦点特定が難しい場合の、てんかん発作軽減を目的とした緩和治療です。

外来医師担当表

※2020年9月の予定。10月以降は現在調整中

曜日 午前 午後
赤松
赤松・上原
上原
【特記事項】
  • ※赤松医師は、9月14日、16日は休診いたします。
  • ※予約・紹介患者様優先となりますので、予約外で受診ご希望の方は電話でのお問い合わせをお勧めします。
  • ※担当医師が変更となる場合や診療を休止する場合があります。お電話でお問い合わせください。

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