令和3年度 国際医療福祉大学成田病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 283 157 252 449 700 1082 1508 2425 1099 196
当院は令和2年3月16日に医学部の附属病院として開院いたしました。
開院より2年間DPC準備病院として稼働し、令和4年度より大学病院本院群としてDPC病院となりました。
開院より新型コロナウイルス感染症の患者様を多く受け入れ、令和3年度は白内障、感染症、狭心症・慢性虚血性心疾患、肺の悪性腫瘍の症例が多くなっています。退院患者数のうち60歳以上の割合は64.1%でした。
紹介率は5割以上となり、患者様も増えています。千葉県印旛市郡地域の医学部附属病院として、日々研鑽し、医療の一層の充実に貢献することで、地域の皆様に信頼いただける病院をめざしてまいります。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
※「診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)」について、
本指標はDPC対象病院が作成している【Dファイル】と呼ばれるデータより集計されますが、当院は令和2年度時点ではDPC準備病院であり【Dファイル】を作成していないため、
本病院指標の規約に基づき当該指標は掲載していません。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 25 13 13 34 3 - 1 8
大腸癌 14 18 37 30 - 17 1 8
乳癌 63 47 18 11 - - 1 8
肺癌 63 17 48 44 39 15 1 8
肝癌 - - - - 11 19 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
令和3年度に退院した患者様が対象で、延べ患者数を集計しています。
病期分類はUICCによる悪性腫瘍の病期分類であるTMN分類が採用されています。
当院では、がんの進行に合わせ、手術療法、内視鏡治療、化学療法、放射線治療、ホルモン療法等の治療を行っています。また、がんに伴う苦痛を緩和する緩和ケアに取り組んでおり、緩和ケアチームが診療・支援を行っています。
患者数は、肺癌が最も多く、次いで乳癌(Stage0が36件)、大腸癌となります。肺癌については進行癌の割合が高くなっており、生検目的の入院が多いため病期不明の患者様が多くなっています。
大腸癌は、手術適応の場合、腹腔鏡下手術を多く行っています。乳癌は早期癌の割合が高くなっています。
※10例未満の症例は、―(ハイフン)を記入しています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 25 10.16 73.92
重症 - - -
超重症 - - -
不明 - - -
成人市中肺炎診療ガイドラインによる重症度分類(A-DROPスコア)に基づいて、成人の市中肺炎(病院以外の日常生活で発症する肺炎)の患者数集計です。
【A-DROPスコアの項目】
A(Age):男性≧70歳、女性≧75歳、
D(Dehydration):BUN≧21または脱水あり
R(Respiration):酸素飽和度≦90%
O(Orientation):意識障害あり
P(Pressure):収縮期血圧≦90mmHG
※5点満点で、1項目該当すれば1点、2項目該当すれば2点。
【重症度判定基準】
軽症:0点、中等症:1~2点、重症:3点、超重症:4~5点(ただし、ショックがあれば1項目のみでも超重症)、不明:重症度分類の各因子が1つでも不明な場合。
令和3年度はほぼ中等症の患者様の入院でした。入院では、適切な抗生剤と酸素療法などの支持療法で早期退院をめざしており、平均在院日数は10.16日でした。
※10例未満の症例は、―(ハイフン)を記入しています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 114 18.18 74.22 34.85
その他 18 15.56 74.22 4.55
令和3年度に脳梗塞により入院した患者様の平均在院日数、平均年齢、転院率です。
脳梗塞と診断された患者様の8割は発症3日以内の入院で、来院されたその日に緊急入院となります。迅速に治療を開始することで早期離床、早期退院つながるよう努めています。リハビリテーションも早期に介入しておりますが、引き続きリハビリが必要な患者様は、より専門的な医療機関に転院されます。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 等 647 0.03 1.22 0.15 73.62
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術 網膜付着組織を含むもの 等 198 0.16 1.15 0.00 67.60
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術 その他のもの 等 28 0.04 1.29 0.00 62.93
K2684 緑内障手術 緑内障治療用インプラント挿入術(プレートのないもの) 等 27 0.07 9.74 0.00 74.26
K2683 緑内障手術 濾過手術 等 21 0.05 7.43 0.00 67.19
白内障、網膜硝子体、緑内障、角膜移植、翼状片、涙道、眼腫瘍、眼瞼などほぼ全ての眼科手術に対応しており、網膜や緑内障のレーザー治療、抗VEGF硝子体注射も数多く行っています。
眼科診療機器を各種取り揃えており、眼科の全ての領域において治療を行なっています。
消化器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 81 3.62 4.74 1.23 62.89
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 58 1.03 2.74 0.00 64.76
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 32 6.06 11.41 0.00 69.44
K740-21 腹腔鏡下直腸切除・切断術 切除術 等 19 3.16 14.63 0.00 68.16
K740-22 腹腔鏡下直腸切除・切断術 低位前方切除術 等 18 5.61 19.00 0.00 67.00
良性疾患から悪性腫瘍まで幅広い疾患に対する診療を行っています。外科手術では、より低侵襲な治療を提供するために、さまざまな疾患に対して積極的に内視鏡外科手術(腹腔鏡手術・胸腔鏡手術)に取り組んでいます。さらに、より繊細な手術操作が可能となるロボット支援下手術も結腸・直腸がん手術や膵切除術、肝切除術に導入しています。また、難治性がん、進行がんに対しても、消化器内科、臨床腫瘍科、放射線科と連携しながら医療の提供できるよう積極的に取り組んでいます。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術 肩、股、膝 等 109 2.28 20.90 56.88 72.78
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓形成) 等 38 4.79 15.74 26.32 70.34
K1423 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 後方椎体固定 等 36 3.56 18.47 8.33 69.53
K0462 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 等 25 2.92 6.44 8.00 57.04
K1425 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 椎弓切除 等 17 3.00 13.53 0.00 73.47
整形外科では上肢・下肢・脊椎の各分野で専門医をそろえ、一般外傷・疾患への対応はもとより、高度な技術を必要とする難治性疾患の治療にも幅広く対応しています。とくに加齢変化による脊椎変性疾患、変形性関節症、難治性骨折を多く扱っています。開院2年目となった昨年度は初年度を大きく超える手術実績を上げることができました。
手術症例においては多くの関節に対する関節鏡手術(指関節・手関節・肘関節・肩関節・股関節・膝関節・足関節)、高い技術が求められる脊椎内視鏡を用いた手術(MED・FESS)、人工椎間板手術、脊椎側弯症に対する後方固定術、上肢の人工関節(指関節・手関節・肘関節・肩関節)、足の外科治療、スポーツ傷害に対する手術などが、当施設における強みとしてあげられます。脊椎脊髄センターは整形外科に属し、上記の疾患に加え、首下がり症候群、靭帯骨化症、脊椎脊髄腫瘍などの難治疾患に対する治療も行っています。リハビリテーション科と連携し、術後のリハビリについて緻密な計画のもと、きめ細かいフォローを行っています。
婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 等 74 1.11 5.01 0.00 51.55
K872-31 子宮内膜ポリープ切除術(電解質溶液利用) 等 60 1.00 1.02 0.00 40.93
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側,腹腔鏡) 等 45 1.18 5.40 0.00 44.76
K872-2 腹腔鏡下子宮筋腫摘出(核出)術 29 0.97 4.97 0.00 38.66
K867 子宮頸部(腟部)切除術 22 1.00 1.00 0.00 40.00
良性悪性を問わず婦人科腫瘍全般に対応しています。また、ロボット支援下の子宮全摘術など低侵襲手術も提供しています。
病理診断で悪性と診断された症例でも妊孕性温存に取り組んでいます。
進行がんに対しても消化器外科や腎泌尿器科と連携しながら、医療の提供に努めています。
耳鼻咽喉科・頭頸部外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔手術) 等 36 1.06 3.03 0.00 50.42
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 等 24 1.00 6.08 0.00 25.50
K3192 鼓室形成手術 耳小骨再建術 等 22 1.00 3.32 0.00 58.00
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 等 22 1.14 3.09 0.00 59.05
K347 鼻中隔矯正術 18 1.00 2.72 0.00 45.78
良性疾患から悪性疾患まで耳・鼻・のど・頭頸部領域のあらゆる疾患を対象に診療を行っています。
特に内視鏡下耳科手術や人工内耳手術などの人工聴覚器手術、ガーゼを挿入しない内視鏡下鼻副鼻腔手術などの鼻科手術、内視鏡下咽喉頭手術(ELPS・TOVS)やダビンチ手術(TORS)をはじめ低侵襲かつ機能温存と根治性を両立させた頭頸部がん手術に注力しています。
扁桃摘出術などの一般的な手術についても可能な限りパワーデバイス・3D内視鏡などを用いて低侵襲治療を進めています。
また、突発性難聴や顔面神経麻痺、鼻出血、扁桃周囲膿瘍や急性喉頭蓋炎といった入院を要する急性疾患にも対応しています。
さらに聴覚リハビリ、前庭リハビリや嚥下リハビリ、嗅覚リハビリ(嗅覚刺激療法)といった新しいリハビリテーションも、他科とも連携しつつ積極的に展開しています。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 等 92 4.02 2.63 1.09 70.98
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術 心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの 等 39 1.00 2.23 0.00 61.72
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術 不安定狭心症に対するもの 等 24 0.04 9.96 0.00 66.21
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術 急性心筋梗塞に対するもの 等 21 0.05 16.29 0.00 72.95
K5972 ペースメーカー移植術 経静脈電極の場合 等 17 4.76 5.76 11.76 79.18
冠動脈ステント留置術の約3割は急性心筋梗塞と狭心症に対する緊急治療が占めています。冠動脈インターベンションでは令和3年よりロータブレータが使用可能となっています。
冠動脈以外では、慢性肺血栓塞栓性肺高血圧に対するBPA、閉塞性肥大型心筋症に対するPTSMA、僧帽弁狭窄症に対するPTMCなどを行っています。
不整脈のカテーテルアブレーション、ペースメーカー埋め込みでは最新のリードレスペースメーカー埋め込みも行っています。
このほか、心筋生検も積極的に行っています。
腎泌尿器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 等 51 1.55 4.35 0.00 72.51
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) 等 39 2.08 8.28 0.00 70.79
K7811 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの 等 26 1.96 1.50 0.00 56.92
K841-22 経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術 その他のもの 等 20 1.85 4.65 0.00 75.45
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 18 1.33 8.83 11.11 65.50
腎泌尿器外科でダビンチ手術を対象としている主な疾患は、前立腺癌に対する前立腺全摘術と腎癌に対する腎部分切除術です。そのほかに、骨盤臓器脱に対するロボット支援下仙骨膣固定術とロボット支援腹腔鏡下腎盂形成術も始めました。ダビンチ手術は、拡大視野と複雑な鉗子操作によって精密な手術が可能なため、出血量の減少や臓器の機能温存・早期回復が可能となり、術後合併症の発生率を軽減させます。また、傷が小さいので傷口の感染率を減少させるとともに、術後疼痛や合併症の軽減により早期の日常生活動作が可能となり早期退院も可能です。
尿路結石に関しては、体外衝撃波による治療、内視鏡を用いた治療のいずれもご提供が可能です。特に当科には、尿路結石を外科手術せずに身体の外より衝撃波をあて、身体に傷をつけることなく結石を粉々に砕く外衝撃波結石破砕術(ESWL)の豊富な実績をもつ医師が在籍します。前立腺肥大症に対しては、まず薬物治療を行いますが、症状が改善しない場合には、内視鏡手術を行います。内視鏡を挿入し、肥大した前立腺の組織を電気メス(TUR-P)やレーザー(前立腺蒸散術)で切除します。
心臓外科・血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 84 1.17 0.88 0.00 68.48
K5612ロ ステントグラフト内挿術 1以外の場合 腹部大動脈 等 20 4.55 4.60 0.00 76.10
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 等 17 1.35 3.41 5.88 75.65
K5551 弁置換術 1弁のもの 等 14 3.86 14.14 7.14 76.21
K552-22 冠動脈、大動脈バイパス移植術(人工心肺を使用しないもの) 2吻合以上のもの 等 14 6.79 15.36 0.00 69.93
血管外科では主に動脈疾患と静脈疾患を扱っています。対象となる疾患は大動脈瘤・大動脈解離や頸動脈から下肢動脈の動脈疾患、下肢静脈瘤や深部静脈血栓症などの静脈疾患となります。それらに対してすべて従来手術と血管内手術が施行可能です。さらにそれらを組み合わせたハイブリッド手術も積極的に行っています。血管内手術は直達手術と比較して入院期間が少なくなっています。
心臓外科では弁膜症、胸部大動脈疾患、冠動脈疾患、不整脈疾患、またこれらの複合病変に対する手術治療を広い範囲にわたって行っています。術後はファーストトラックプログラムに則り、手術翌日からリハビリテーションを開始し、早期離床、早期社会復帰を心がけています。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル未満 等 46 1.02 1.96 0.00 64.13
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 等 26 2.73 13.54 11.54 78.77
K721-4 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 等 21 0.43 4.62 0.00 71.38
K654 内視鏡的消化管止血術 19 1.05 7.95 5.26 69.32
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル以上 等 18 0.44 2.33 0.00 60.61
食道、胃・十二指腸、大腸それぞれに対するESDの実施や、肝管・胆管・膵管に対する処置、消化器外科と連携した腹腔鏡併用の治療などに取り組んでいます。
その他、食道静脈瘤に対するEVL、肝臓がんに対するラジオ波、放射線科と連携したTAE、B-RTOなど多様な医療を提供しています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K160-2 頭蓋内微小血管減圧術 39 2.79 9.79 2.56 63.87
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 等 31 0.29 9.74 29.03 80.10
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術 その他のもの 等 23 3.48 22.09 8.70 56.70
K1742 水頭症手術 シャント手術 等 19 5.16 14.11 21.05 67.26
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング 1箇所 等 19 1.74 14.58 5.26 62.16
開頭、血管内治療、経鼻内視鏡、神経内視鏡など多様な医療を提供しています。
腫瘍や脳血管障害に留まらず、三叉神経痛・片側顔面痙攣や小児脳神経外科など幅広い疾患の治療が可能です。
救急医療にも積極的に取り組んでおり、慢性硬膜下血腫除去術のほとんどは緊急手術となっています。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2191 眼瞼下垂症手術 眼瞼挙筋前転法 等 47 1.13 1.55 0.00 70.60
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(躯幹) 等 15 1.07 4.13 0.00 53.40
K2193 眼瞼下垂症手術 その他のもの 等 14 1.00 1.50 0.00 67.50
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外) 長径3センチメートル以上6センチメートル未満 等 10 0.60 3.20 0.00 48.90
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部) 長径2センチメートル以上4センチメートル未満 等 - - - - -
加齢のため緩んだ"まぶた"を持ち上げる筋膜の引き締めと余剰皮膚切除を組み合わせる手術を行っています。また、まぶたを持ち上げる筋力が廃絶された高度な眼瞼下垂や先天性眼瞼下垂では、筋膜移植手術によって開瞼と形態の改善が得られています。
 顔面はもちろん露出部の瘢痕(キズアト)は、拘縮(ひきつれ)による生活上の支障だけでなく、社会生活上においても困難をきたすことがあります。形成外科は後者に深く関与する診療科であることから精神外科とも呼ばれており、当科が注力している疾患の一つです。
 各種腫瘍の摘出手術においては、単なる摘出にとどまることなく、摘出後のキズアト・整容面にも留意しています。他の悪性腫瘍切除後の再建や顔面神経麻痺の治療等、さまざまな形成外科疾患の手術治療を行っています。
※10例未満の症例は、―(ハイフン)を記入しています。
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除) 等 37 2.24 7.03 0.00 72.30
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの 等 29 2.28 6.90 3.45 70.59
K513-2 胸腔鏡下良性縦隔腫瘍手術 等 14 1.57 4.14 0.00 59.14
K5131 胸腔鏡下肺切除術 肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの) 等 14 3.07 4.21 0.00 38.93
K5133 胸腔鏡下肺切除術(区域切除) 等 - - - - -
当科では、肺癌や転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍、胸壁腫瘍、嚢胞性肺疾患(気胸など)などの呼吸器領域の外科手術を行っています。令和3年度は年間170件の手術を施行し、内、約半数の80例が肺癌に対する手術でした。肺癌を主とする肺悪性腫瘍には胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術、また自然気胸や良性肺腫瘍等に対する胸腔鏡下肺切除術などを行っています。肺悪性腫瘍に関しては腫瘍の大きさ・局在・年齢・肺機能温存を検討の上、区域切除術を取り入れています。具体的には、①内視鏡を活用した低侵襲手術:胸腔鏡〔補助下〕手術(VATS)やロボット支援手術(RATS)による手術創部の縮小・術後疼痛の緩和・呼吸筋の温存、②積極的な拡大手術による根治性の追求・呼吸機能の温存:気管支形成および血管形成手術、胸壁切除や横隔膜切除、③生活の質(QOL)の重視:丁寧な手術の実施による早期離床・リハビリ介入・術後合併症の減少・早期退院を行っています。
※10例未満の症例は、―(ハイフン)を記入しています。
乳腺外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4762 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 等 66 1.29 3.24 0.00 59.85
K4763 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 等 33 2.91 7.61 0.00 66.30
K4765 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの)・胸筋切除を併施しないもの 等 18 1.28 8.22 0.00 57.39
K4766 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施する) 等 - - - - -
K6113 抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置 頭頸部その他に設置した場合 等 - - - - -
乳腺腫瘍の組織検査を行い、乳がんの診断を確定するとともに、乳がんの性格(ホルモン受容体、ハーツー蛋白発現、増殖能など)を調べ、手術療法、放射線療法、内分泌療法、化学療法など、病気の進行程度や広がり具合に応じて各治療法を組み合わせて、治癒向上に努めています。腋窩のセンチネルリンパ節を手術中に調べ、転移がないか微小転移の場合には、それ以上のリンパ節切除は行いません。リンパ節郭清を省略することにより、上肢の運動、むくみ、しびれなどの合併症の発現を大きく減少させることが可能です。腫瘤の大きさ、周囲への広がり、多発する病変の有無、乳管内の広がりの程度、温存した場合の残存乳房の整容性、手術後の放射線療法が可能かどうか、また、患者様の希望などを総合して決定しています。乳房全切除を施行する場合には、乳頭を温存する術式や、形成外科専門医と連携して自家組織や人工乳房を用いた乳房再建を行っています。
※10例未満の症例は、―(ハイフン)を記入しています。
小児外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K836 停留精巣固定術 23 1.00 1.00 0.00 2.43
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 21 1.00 1.05 0.00 3.62
K6333 ヘルニア手術 臍ヘルニア 等 - - - - -
K718-22 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの 等 - - - - -
K8282 包茎手術 環状切除術 - - - - -
鼠経ヘルニア(脱腸)、停留精巣、臍ヘルニア、先天性頸部瘻孔(正中頚嚢胞、梨状窩瘻、側頸瘻、耳前瘻孔)の一般的な疾患や小児救急(虫垂炎、腸重積症、血便、絞扼性イレウスなど)疾患、胸壁、胸部疾患(漏斗胸、気胸、嚢胞性肺疾患)などを扱っており、また胆道閉鎖症、総胆管拡張症、ヒルシュスプルング病、鎖肛や新生児疾患(先天性食道閉鎖症、腹壁破裂、臍帯ヘルニア、腸閉鎖症)などを扱っています。また、包茎や尿道狭窄、尿道下裂、先天性水腎症(腎盂尿管移行部狭窄)、尿管膀胱移行部狭窄、膀胱尿管逆流など小児泌尿器科系疾患も扱っています。より患児への負担の少ない治療をしていくことを念頭に鏡視下手術を積極的に取り入れています。
※10例未満の症例は、―(ハイフン)を記入しています。
腫瘍内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 等 26 2.08 5.04 3.85 68.58
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 等 15 6.13 9.13 0.00 67.80
K682-3 内視鏡的経鼻胆管ドレナージ術(ENBD) - - - - -
K735-4 下部消化管ステント留置術 - - - - -
K651 内視鏡的胃、十二指腸ステント留置術 - - - - -
悪性腫瘍に対する化学療法の提供を主に実施していますが、肝胆膵分野の悪性腫瘍を多く扱い、内視鏡治療も自科で提供しています。
腫瘍による消化管の閉塞に対してはステントを用いた拡張術を行うなど、QOLの維持に力を入れています。
※10例未満の症例は、―(ハイフン)を記入しています。
腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術 内シャント造設術 単純なもの 等 21 9.76 14.48 9.52 60.71
K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 12 10.08 17.75 0.00 69.83
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(初回) 等 - - - - -
K607-3 上腕動脈表在化法 - - - - -
K7211 大腸ポリペク(2cm未満) - - - - -
当科では、内シャント作成の多くを自科で行っているため、患者様の緊急度や病状に応じて臨機応変に適切な内シャント作成が可能です。また、腹膜灌流用カテーテル留置も自科で多くを行っているため、管理に有利となる独自の工夫を取り入れた留置術を施行でき、その後の管理が有利となります。いずれの手術も当院の関連外科のバックアップ体制を整備しています。
※10例未満の症例は、―(ハイフン)を記入しています。
産科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8982 帝王切開術(選択切開) 等 17 1.29 6.94 0.00 32.41
K8981 帝王切開術(緊急切開) 等 14 3.57 6.79 0.00 34.50
K9091イ 流産手術(妊娠11週まで)(手動真空吸引法) 等 - - - - -
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側,腹腔鏡) 等 - - - - -
K9091ロ 流産手術(妊娠11週まで)(その他) - - - - -
ガイドラインに則り、胎児の状態や子宮破裂などのリスクを勘案して術式選択を行っています。
特定妊婦の出産に関しても心療内科、精神科、小児科などと連携し、地域のクリニックからの紹介を受けるなど積極的に取り組んでいます。
※10例未満の症例は、―(ハイフン)を記入しています。
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術 単純切除 等 17 1.06 4.41 0.00 75.82
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外) 長径3センチメートル以上6センチメートル未満 等 - - - - -
K0063 皮膚腫瘍摘出術(露出外)(長径6~12cm未満) 等 - - - - -
K0152 皮弁作成術、移動術、切断術、遷延皮弁術(25~100cm2未満) 等 - - - - -
K013-21 全層植皮術(25cm2未満) - - - - -
皮膚生検・小手術から悪性腫瘍切除術の植皮、皮弁形成、センチネルリンパ節生検等幅広く手術を行っています。
※10例未満の症例は、―(ハイフン)を記入しています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 12 0.15
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 23 0.28
異なる - -
播種性血管内凝固症候群、敗血症、真菌症、手術・処置等の合併症の症例数を集計し、全退院患者に対する発生率を算出しました。
傷病名が「入院の契機にあった傷病名」と「同一」か「異なる」かで集計しました。「同一」は、入院が必要になった傷病名に対して主たる治療を行ったことを表します。「異なる」は、入院の契機となった傷病名ではなく、入院時併存あるいは入院中に発症した上記疾患に対して主たる治療を行ったことを表しています。
手術・処置等の合併症は、手術や処置などにより発生してしまう病態で、実際の合併症発症率とは異なっています。合併症の内訳は、透析関連8件、後出血3件、術後感染3件、他9件となっています。
※10例未満の症例は、―(ハイフン)を記入しています。
更新履歴